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Q.香りが違うように感じるのですが?


「他のお店で嗅いだ時の香りとそちらで買ったものをつけた時の香りが違うような気がします。本物なんでしょうか?」
と、フレグランスを買ったお客様からよくある問い合わせをいただきます。

フレグランスの香りっていつも一緒じゃないんですよね。

フレグランスはたいていは何種類もの香りがブレンドされています。
香りの成分によって早く飛んでしまうもの、ゆっくり香るもの、などいろいろです。
なので、つけたての香り(これをトップ、と言います)は早く飛ぶ香りが強く感じられるし、しばらくたってからはトップの香りが飛んでしまったあとの香りに変化 します。(これをミドル、と言います)
ミドルの香りも飛んでしまうと、最後にいちばんゆっくり香るものだけが残ります。(これをラスト、またはベースと言います)。

あと溶液としてアルコールが入っていますが、開封するとどうしてもそのアルコールが揮発して飛んで行ってしまいます。
そのため、使い続けているうちに香りが異なって感じることもあると思います。

他にも、体調によって複雑にブレンドされているフレグランスの中の香りから、よく感じる香りとあまり感じない香りというのがあります。
日によって前と ちょっと違うかなぁ、と感じることもあり得るんです。
でも、そういう違いを感じることが出来るのは結構繊細な感覚を持ってる方だと思いますので、ラッキーと思いましょう。

あと考えられることは、同じブランドの同じ名前のフレグランスでも販売経路によって中身が違う場合があるってことです。
日本の正規代理店(たとえば、ディオールのフレグランスならデパートのディオールカウンターとか)では日本用にブレンドされた香りのものを売っていて、当店のような並行輸入店では海外で売っているものを輸入して売っているため、香りが違うというケースがたまにあります。

これは日本人好みに香りを変えているということもあるし、正規店でしか買えないという付加価値をつけてるってこともあります。

過去に限定で発売されたシャネルのガーデニア、フルールドシャネル、ショパールのウィッシュ、マッドネス、ディオールのリリー、あとラップなんかも日本処方でした。

あと、ごくたまに同じ名前で香りをリニューアルしてしまい、作られた年度によって香りが変わっていることもあります。
ケンゾーのエテとか、資生堂のゼンとか。
理由は流行っぽくないので処方し直すとか、香料や原料の入手が難しくなって、ってこともあるそうです。

保存状態に関していうと、いくらアルコールが入ってるからといっても香水は一応生ものなので保存状態や年数によって変質します。
封を開けてからどのくらい 品質保証される かという問題は卵を冷蔵庫に入れずにどのくらいもつかという問題と同じくらいファジーな問題で、何とも言えないのですが。
保存状態が悪くて全然使ってないのに色が変色してしまったこともありますが、保存状態さえ気をつけてれば封を切っても1年以上は大丈夫です。
実際常温で3年くらい使用に耐えたりもします。
一般的には未開封で2年といいます。

香りによって早くだめになるものもあれば意外と長持ちするのもあります。
やはりなるべく早く使ってしまう、というのが一番いい対処方法だと思います。

香りがなんだか違う、と感じるのも、その時の商品の状態やお客様の記聞・香りをかぐ環境により異なって感じるものなのだということは知っておいてください。

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